中島啓嗣( なかじまけいじ

専門分野
高分子材料、プラスチック、有機分析
技術支援
担当機器:熱分析装置、熱物性測定システム、GPC等

研究

生体組織接着性を有する医療用有機複合材料の開発

期間
平成27~29年度
概要
医療現場における止血には、液状組織接着剤やシート状組織接着剤が一部使用されつつあり、これら組織接着剤は取り扱いが容易なため手術時間を短縮できる可能性があります。しかし、液状組織接着剤は、即効性はあるが動脈性の出血には止血効果が不十分であり、一方のシート状組織接着剤は止血および接着効果の発現に時間を要するというデメリットがあります。本研究では生体組織に長時間接着可能で、かつ柔軟な有機複合材料を開発を目指します。

有害物質捕集高分子の開発

期間
平成15~17年度
概要
廃水処理工程では、凝集剤、キレート樹脂等を用いた処理がなされていますが、この処理により発生したスラッジ等は再び廃棄物となってしまいます。本研究では再利用が可能で、かつ目的物質の選択的捕集が可能な廃水処理材料の開発を目的とし、市販原料(ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン)を用いたブレンド試料を作製し再生可能な新規廃水処理材料としての応用を試みました。その結果、既存イオン交換樹脂に比べ、再生性、放出性に優れている結果が得られました。