井上栄一( いのうええいいち

専門分野
・ 物性評価技術全般
・ 非破壊評価技術
・ 精密計測技術
・ 実験データ解析法
・ 品質工学
技術支援
・開放機器
バルブ性能試験機 他
・依頼試験
強度試験
・技術相談
バルブ性能試験、物性評価、非破壊評価、精密計測、品質工学
その他、分野が不明な際はお問い合わせください。
・研究会
滋賀県品質工学研究会

研究

低キャビテーション高性能流体制御バタフライ弁の実用化研究

期間
平成28〜31年度
概要
バルブ形状を工夫することでキャビテーション低減特性、滑らかな開度-流量特性、全開時の損失低減を同時に実現するバタフライ弁の実現を目的としている。 
実績
当所で提案したキャビテーション性能評価手法を利用し、試験弁試作を行って、バルブの低開度領域特性の改善を行っている。(研究中)

超音波による表面処理評価に関する研究 -超音波による高周波焼入れ層深さ評価に関する研究

概要
高周波焼入された自動車部品に超音波を送信し、試験体内部を透過した応答信号を解析することで、焼入硬化層の欠陥検出を行う検査技術の開発とその技術移転を目的とする。
実績
自動車部品の超音波による高周波焼入部材検査技術の開発(JST地域ニーズ即応型:H20年度採択、H21年度終了)

高周波超音波探触子使用時の諸問題について(滋賀県工業技術総合センター研究報告:H21~H23)

自動車部品焼入硬化層層深さの定量化技術に関する研究(JST A-STEP FSステージ探索タイプ:H23年度採択、H23年度終了)

放電プラズマ焼結法による次世代電子材料の開発

概要
試料に直流パルス電圧・電流を印加し、試料及び型の自己発熱作用で加熱する焼結法であるSPS(Spark Plasma Sintering)装置は、熱効率に優れ、急速昇温により短時間での焼結が可能なため、新素材開発に広く応用されている。本研究ではSPS装置による次世代磁性材料の開発を目的とした。
実績
放電プラズマ焼結法による次世代電子材料の開発(滋賀県東北部工業技術センター研究報告:H16~H18)

遊星ポットミルによる粉体混合した試料粉等を放電プラズマ焼結(SPS)法により焼結して磁性材料を製作した。評価指標として、焼結具合を密度、磁性特性は磁化率を採択し、焼結条件のパラメータ設計による最適化を試みた。その結果、前処理やガス置換。アニール処理等の諸条件が磁気特性に影響を及ぼしていることが分かった。

高分子複合材料の非破壊による評価試験技術に関する研究

概要
超音波探傷装置を用いて、高分子材料、高分子複合材料試料の物性測定や非破壊検査における欠陥検出性能の明確化を目的とした。
実績
促進耐候試験と冷熱サイクル試験を行ったABS射出成形板の劣化具合の超音波探傷装置による評価について(滋賀県工業技術センター研究報告:S62)

耐光試験をした高分子フィルムの劣化程度の超音波速度による評価について(滋賀県工業技術センター研究報告:S63)

超音波探傷記録装置による欠陥検出性能の実験(滋賀県工業技術センター研究報告:H元)

超音波速度による炭素繊維複合材料の繊維含有率の推定について(滋賀県工業技術センター研究報告:H2~H3:繊維学会H4秋期研究発表会、H5日本材料学会第23回FRPシンポジウム)

技術相談からの産学官開発事例:特許第2984238「非接触身長測定装置及び装置」(H9産学官共同出願:H11.9.24登録~本権利消滅日(H23.9.24))

資料提供:「超音波式非接触身長計の開発:H9・びわ湖放送・京都新聞・毎日新聞・The Japan Times・FM愛知」