高度モノづくり試作開発センター(実験棟)オープンのお知らせ

 当センターでは、3D設計試作や多様な製品評価など高度なモノづくりへの対応と、来所いただいた皆様の作業環境改善を目的として、実験棟の改装を行い、この度、オープンいたしました。
 改装中は、一部設備の開放停止など皆様にはご不便をおかけしました。今回の工事では建物の改装と併せて新たな設備の整備を行いました。これらの機器を活用し、今後は一層の技術支援に取り組む所存ですので、相談・機器使用等一層のご利用をお願いいたします。
 本事業は、「生産性革命に資する地方創生拠点整備交付金」(平成29年度内閣府補正予算)により実施しました。

改装後の棟内図と新規整備機器(青色)

高度モノづくり試作開発センターの新規整備機器の一覧

設備名称(予定)

概  要

主な仕様

金属粉末積層造形装置(DED方式)

合金鋼やコバルト系合金など各種金属の立体モデルを造形できます。航空、金型、生体材料など多品種少量生産の高付加価値部品を迅速に試作製造することが可能となります。

サイズ: 200x200x200mm

粉末供給: 最大2種供給可

大型樹脂3Dプリンタ

樹脂金属の立体モデルを3DCADデータから高速で製造できます。設計時の外観確認の他、性能評価や試作品製造、鋳造型作製等製造の各段階で使用できます。

方式: 熱溶解積層法FDM

サイズ: 406x355x406mm

造形材料: ASA,ABS,PC他

積層ピッチ: 最薄0.127mm

3Dスキャナ

製品の3次元形状や寸法を、非接触にて高速・高精度に測定できます。得られた点群データを3D-CADデータと誤差照合することで、迅速に製品形状や3D変形を評価・解析することができます。

ATOS Core200(200x150mm)

ATOS Core500(500x380mm)

ATOS Core Professional, GOM Inspect, GOM Snap,

竪型精密射出成形機

少量サンプルで樹脂試験片を精度良く成形するための装置です。竪型であることから、インサート成形等の特殊成形にも対応することが可能です。

型締力:94kN(9.6tf)

最大射出速度:150mm/s

射出体積:18cc

残留応力測定装置

試作した部材(3D造形等)の残留応力を測定し、部材の寸法評価等の解析に有効。実物試料もピンポイントで短時間に測定可能(標準照射径2mmで1分程度)

計測方法:cosα法

X線管球:Cr、V、Mn

測定物:Fe,Al,Ni,Ti他

キセノンウェザーメーター大型高促進型

太陽光に似た光源のキセノンランプによる耐候性試験装置でありJIS規格などの劣化試験ができます。大型の試験槽を持ち、高照度での促進試験も可能です。

試験片:70x150mm最大100枚

照射:60-300w/m2(300-400nm)

降雨サイクル対応可能

冷熱衝撃試験機

電子部品や機械モジュール、工業材料等に超低温と高温の温度ストレス(ヒートショック)を加えて、それらの性能が保持できているか信頼性試験を行う装置です。

温度域: -70~+200℃

試験槽寸法:650x460x370mm

耐荷重:(床)50kg (棚)30kg

疲労試験機(100kN)

試作品、機械部品などに油圧制御により繰り返し引張や圧縮荷重を加えることができる装置であり、耐久性を予測することが可能となります。

動的最大荷重: ±100kN

最大ストローク: ±50mm

最大周波数: 30Hz

高荷重高速摩擦摩耗試験機

試作した試料(金属、樹脂など)の回転摺動における摩擦摩耗評価が可能です。高荷重負荷や高速摺動も可能であり、実機ベースに近い評価が可能となります。

加圧荷重: 20N~5000N

軸回転数: 最大3350rpm

試験温度: RT~+250℃

表面特性測定機

試料の繰返し摺動の摩擦評価、主に軽荷重での摩耗特性や摩擦係数を評価できる装置です。固形物以外にフィルムなどの軟質資料についても評価可能です。

荷重範囲: 最大1,000gf

試料サイズ: 200x100x5mm

試験距離: 1mm ~ 100m

耐久試験ロボット

ドアの開閉やコネクタの抜き差しなど、人が各種機器に対して行う様な複雑な動作の耐久試験を行うことができます。

自由度: 6

可搬重量: 5kg

最大TCP速度: 1m/sec

恒温恒湿室

氷点下や高温多湿など任意の温湿度環境条件を設定でき、各種規格試験の自動運転も可能な試験設備です。

設定温度域: -40~+80℃

制御湿度域: 10~95%Rh

室内寸法: 約W3mxD2mxH2m