滋賀県工業技術総合センター 令和6年度(2024年度)業務報告
(5)研究会活動の推進
1. 滋賀材料技術フォーラム
当フォ-ラムは材料技術の向上と関連産業の振興等を目的として、材料関連メーカーとユーザー、および大学・公設試等が各種の情報を交換し、相互の連携を図るために産・学・官が一体となって運営されている組織です。
令和6年度は新型コロナウイルス感染症拡大以前と近い形式でありつつ、webも活用して各種事業を実施しました。
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月日 |
事業名 |
事業内容 |
参加者 |
会場 |
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6月25日 |
第124回 運営委員会 |
議題:令和5年度事業報告(案)について、令和5年度決算報告(案)について、令和6年度事業計画(案)について、令和6年度予算(案)について、役員・運営委員の交代について、令和6年度総会・第102回例会について |
会場13名 Web4名 |
当センター Web会議 |
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令和6年度総会 第102回例会 (講演会) |
議題:令和5年度事業報告(案)について、令和5年度決算報告(案)について、令和6年度事業計画(案)について、令和6年度予算(案)について、役員・運営委員の交代について 講演:「放射光XAFS解析を基盤とする触媒・電池の材料開発」 立命館大学 生命科学部 応用化学科 教授 稲田 康宏 氏 「滋賀県イノベーション推進課の企業支援施策について」 |
総会
例会 |
当センター Web会議 |
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9月~3月 |
第90回研修会 |
①ラマン分光法による材料分析の基礎(9月11日) |
計71名 |
当センター |
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10月24、25日 |
第37回 |
内 容:協議会決算・予算、地域賞の表彰式 等 |
事務局 | 大牟田市 |
| 12月5日 | 第125回運営委員会 |
議題:上期の事業報告、第103回例会概要、下期の事業案内、(4)その他 |
現地 14名 |
龍谷大学REC Web会議
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第103回例会
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講演:「ものづくりにイオンビームを −イオンビーム分析とイオンビーム表面改質−」 京都工芸繊維大学 材料化学系 教授 高廣 克己 氏 |
15名 |
龍谷大学REC | |
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3月10日 |
第91回研修会
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内 容:①ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)
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13名 |
現地 |
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3月26日 |
第126回運営委員会 |
議題:令和6年度事業報告(案)について、令和6年度決算報告(案)について、令和7年度事業計画(案)について、令和7年度予算(案)について |
現地10名 Web5名 |
当センター Web会議 |
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その他の事業 後援事業等 |
① 立命館大学SRセンター研究成果報告会後援(6月22日) |
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2. 滋賀3Dイノベーション研究会
センターでは、平成30年度に最新鋭の指向性エネルギー堆積法(DED方式)金属3Dプリンタ(現在:ニデックマシンツール(株)、当時:三菱重工工作機械(株)製、型式LAMDA200)を「生産性革命に資する地方創生拠点整備交付金」(平成29年度内閣府補正予算)により整備しました。
これを活用し、金属3Dプリンタなどを活用した3Dものづくりに関連する技術について、情報共有や先行試作などの活動を通じて、県内企業の3Dものづくり技術の向上を図ることを目的に、令和元年度、本研究会を設立し、活動を行っています。
令和5年度は、共同研究(『金属3D造形技術の高度化に関する研究』共同研究者:センター、滋賀県立大学および龍谷大学の学官共同研究)および、次の研究会および関連講習会等を実施しました。
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月日 |
事業名 |
事業内容 |
参加者 |
会場 |
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11月12日 |
3D CAD入門 −ゼロから始める、3D CADで広がるものづくりの世界− |
Fusion360を用いた3D CADの基本設計方法について実習を交えて講習を行いました。 講師:オートデスク株式会社 |
7名 |
工業技術総合センター大研修室 |
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12月3日 |
3D CAM入門 -初心者歓迎!3D CAMでスムーズにデジタルものづくり- |
Fusion360を用いたCAM機能の基本的な考え方について実習を交えて行いました。 講師:オートデスク株式会社 |
4名 |
工業技術総合センター大研修室 |
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2月4日 |
3Dスキャナで図面作成! リバースエンジニアリングセミナー |
ハンディ型および固定型の3Dスキャナの操作について実演を交えて行った。スキャナで取り込んだデータを修正し図面化するリバースエンジニアリングについて、解説とソフトウェアの操作方法について講習を行いました。 講師:丸紅情報システムズ |
12名 |
工業技術総合センター大研修室 |
3. しがらきコトづくり研究会
本研究会は信楽焼産地を中心とする事業者と多様な主体が連携交流する場を提供し、国内市場のみならず海外市場やインバウンド市場の開拓を目指す製品開発や情報発信等の取組を支援しています。特に3つの場(学ぶ場、実証する場、 発信する場)を提供し、ステップアップ、フィードバックを意識した活動を展開しています。
- 学ぶ場:信楽焼の魅力発掘・ブランディング・マーケティング・海外情報などについて、専門家を中心にセミナーや勉強会を開催。
- 実証する場:定番商品や復刻版の製品開発を行い、展示会や店舗販売演習を実施。(専門家の指導のもと試験場、都心などで開催)
- 発信する場:試験場1階ホール、各事業者のHP、個々のHP・SNS・ショールームなどを利用し魅力を発信。
今年度は以下のとおりセミナーを実施しました。展示については、事業者別の展示と同時に試験場と事業者が取り組んだ「これからの信楽焼とは・・・?」をテーマにした多彩な信楽焼を展示しました。
セミナーの実施状況について
| 回 | 日時 | テーマ | 参加事業者数 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 5月30日 | 「陶産地・美濃焼の現況と中国陶磁事情等について」 海外販売市場展開等を含む 二十歩 文雄 氏 |
14名 |
| 第2回 | 6月26日 | 「コトづくりの手法について」 滋賀大学 産学公連携推進機構 社会連携センター 特命教授・主任社会連携コーディネータ 上田雄三郎氏 |
16名 |
| 第3回 | 7月25日 | 「ブランディングとは」 スタイルジャパン研究所代表 川野正彦氏 (株)松屋銀座本店 加倉敬之氏・三原薫子氏 |
19名 |
| 第4回 | 12月18日 | 「食と背景色・器との関係、おいしさに与える効果」 近畿大学農学部食品栄養学部 准教授 冨田 圭子 氏 |
20名 |
| 第5回 | 2月20日 | 「モノづくり、コトづくりを企画するために重要なデータの活用」 株式会社マインズコンサルティング代表取締役 稲田 裕司 氏 |
12名 |
| 第6回 | 3月3日 | 「ポスト『バブル経済』期から今日にいたる社会変容と陶磁器産地の動向」 明治大学博物館 学芸担当 外山 徹氏 |
9名 |
展示会の実施状況について
| 第1回 | 1月30~2月2日 | 新宿リビングデザインセンターOZONE |
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| 第2回 | 2月~ | 試験場展示スペース |
