プラスチック製品などは、太陽光や降雨にさらされることで、材料強度や見た目の変化が起こります。耐候性試験は、このような現象を装置内のコントロールされた条件により劣化促進試験を行うことで、製品の長寿命化や信頼性・安全性の向上に活用される重要な試験方法です。
今回の「技術研修」では、耐候性試験で利用される各種光源(キセノン、メタルハライド、カーボンアークなど)の特徴および、JISやISOなどの試験規格についてご紹介するとともに、試験条件の設定やサンプルリング条件など試験の計画とコツについても学んでいただきます。試験後に必要な評価方法についても、色差測定、ヘーズ(くもり度)測定、強度試験などについて概要をご紹介いたします。
実習では、最近導入されたキセノンウェザーメータ(大型高促進型)もちいて実演します。温度制御のもと太陽光の5倍の紫外線照度での劣化促進試験が初めて可能となりました。
初心者からすでに試験を実施している方まで、耐候性試験に携わる方必講の内容となっております。ぜひご参加ください。
日時
令和元年(2019年)10月24日(木) 13:30~16:30
場所
滋賀県工業技術総合センター
〒520-3004 滋賀県栗東市上砥山232 TEL:077-558-1500
交通案内 https://www.shiga-irc.go.jp/access/
内容
第1部 『樹脂や塗装、各種材料の耐候性・劣化試験』(13:30~15:15) 定員:20名程度
耐候性試験の各種光源による違いや特徴、JISやISOなど規格試験、業界での取組み状況、環境曝露との比較、試験後の評価方法をご紹介します。
第2部 『キセノンウェザーメータでの耐候性試験の実際』(15:30~16:30) 定員:5名
新たに導入した装置を用い、耐候性試験の実際、標準サイズ試料以外の試料設置の工夫やサンプリングのコツについて学んでいただきます。
講師
小池政利 氏
(スガ試験機株式会社)
参加料
無料
リーフレット
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お申込み
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申込受付のご連絡はいたしません。受講票も発行いたしませんので、担当よりご連絡なき場合はそのままお越しください。
お問い合わせ先
滋賀県工業技術総合センター 白井、大山
〒520-3004 滋賀県栗東市上砥山232 TEL:077-558-1500