大山 雅寿( おおやままさとし

専門分野
高分子物性、プラスチック成形加工、プラスチック複合材料
技術支援
担当機器:動的粘弾性測定装置、低荷重物性試験機、プラスチック成形加工・物性評価機器等

研究

セルロースナノファイバーを用いたプラスチック複合材料の研究開発

期間
平成28年度~
概要
次世代の環境調和型素材としての期待が高まるセルロースナノファイバーについて、オレフィン系樹脂を中心とするプラスチックとの複合材料の実用化に向けた研究開発を実施中。
実績
【外部発表】
・琵琶湖環境ビジネスメッセ2018セミナープログラム 新素材・セルロースナノファイバーがもたらす新たなビジネスの創造
  「びわ湖の水生植物を用いたセルロースナノファイバー研究開発について」
・Nanocellulose Symposium 2018
  「化学修飾CNFを用いたプラスチック複合材料の開発」
・Nanocellulose Symposium 2019
  「地域課題解決の視点からのセルロースナノファイバー複合材料開発」(ポスター)
・次世代ナノテクフォーラム2019
  「セルロースナノファイバーの形態(繊維長)の粘弾性測定による間接的評価」
・第67回レオロジー討論会
  「セルロースナノファイバーの繊維長が粘弾性挙動に与える影響について」

【メディア掲載等】
・「琵琶湖水草から新素材」(京都新聞 2018年1月8日)
・「”やっかい者”」水草が変身(朝日放送「キャスト」 2018年2月27日)
・「環境にやさしい新素材の開発へ」(中広「リクォラ」 2018年6月号Vol.18)

ミクロフィブリル化セルロースの表面修飾とポリ乳酸との複合化

期間
平成24年
概要
ミクロフィブリル化セルロース表面への官能基導入を実施し、ポリ乳酸との複合材料を実施した。その結果、表面修飾により、応力よび弾性率を改善したポリ乳酸複合材料の創製に成功した。また、表面修飾を行ったミクロフィブリル化セルロースは、PLAの結晶化を促進することを突き止めた。
実績
(公社)日本材料学会会誌「材料」Vol.63 No.4に掲載

琵琶湖のヨシを用いたナノセルロース充填樹脂材料の開発

期間
平成22~23年度
概要
琵琶湖のヨシを用いたナノセルロース製造方法の検討および作製したナノセルロースとポリ乳酸との複合化を試みた。その結果、ヨシを用いたナノセルロース製造方法を確立するとともに、複合材料の実用化にはナノセルロースとポリ乳酸の界面設計が必要であることがわかった。
実績
特開2013-155445「ナノセルロースの製造方法」