本ページではよく使われる窯業原料のX線回折図を掲載し、初心者でもX線回折装置を用い、鉱物同定ができるようにそのポイントを示しました。
なお、測定は理学電機製のX線回折装置RINT2500を用い、チャートにはスムージングを施しています。角度補正も行っているますが、数値は丸めの関係で±0.1°の誤差があります。
角度(2θ) | 代表的なピーク |
5-10 | 8.8・・・雲母 8.8・・・加水ハロイサイト 9.6・・・パイロフィライト |
10-20 | 12.2・・・ハロサイト 12.3・・・カオリナイト 12.4・・・ディッカイト ---------- 17.7・・・雲母 19.3・・・パイロフィライト 19.8・・・雲母 19.9・・・カオリナイト |
20-30 | 20.0・・・ハロイサイト 20.9・・・石英 22.0・・・クリストバライト 24.9・・・カオリナイト 24.9・・・ハロイサイト 24.9・・・ディッカイト ---------- 26.6・・・石英 27.5・・・カリ長石(Or,Mi) 27.9・・・曹長石 29.1・・・パイロフィライト 29.4・・・石灰石 |
30-40 | 30.9・・・ドロマイト 32.6・・・マグネサイト ---------- 36.5・・・石英 39.5・・・石英 |
(セラミック材料担当:横井川)